10角柱

16角柱と10角柱

10角柱
10角柱

【きほんモデル】の【えんちゅう】の実体は、正16角柱です。ポリゴン数は60。これは実用上、ポリゴン数が多すぎることがよくあります。それならばと角を減らそうにも、【きほんモデル】には角柱を作るのに必要な正多角形が少ないのが現実です。ここでは、正多角形を作る方法を解説します。上の画像は、ここで紹介する方法で【12めんたい】から作った10角柱です。

正多角形の角を2倍にする

正方形から正8角形を作る

画像 作業手順
作業手順1

立方体を潰した直方体。この上面の正方形から、正8角形を作ります。

作業手順2

真上から見る。まず4辺を【せん】で選択。

作業手順3

【きる】で【2ぶんかつ】。

作業手順4

【めん】で選択して。

作業手順5

【とがらせてひきだす】。どちらの方向でも構いませんが、決して引き出してはいけない。目的は、面の中央に点を作り、放射状に線で繋ぐことです。【とがらせてひきだす】を使わなくとも、線を切り面を切っても構いません。

作業手順6

中央の【てん】を選択して。

作業手順7

【かどをおとす】。中央に正8角形ができました。

作業手順8

中央の正8角形からパネルを作れば、8角柱が作れます。また、これと同様な作業を繰り返せば、16角柱、32角柱…と倍々に増やせます。そして「12めんたい」の正5角形を基にすれば、正10角形が作れます。

注意点

正10角形を作った様子 緑軸に拡大
正10角形 実は歪んでいた正10角形

正10角形の面を選択し、緑軸に拡大してゆくと、面が歪んでしまいます。完全な平面のように見えても、実際は僅かに歪んでいると分かります。手順によっては完全に平面になることもありますが、あまり再現性は良くありません。

参考・引用