2ポリゴンの板 |
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ポリスタでは通常、1つのモデルパーツ(一つの繋がったポリゴンの塊)を構成するには、最低でも4枚のポリゴンが必要です。しかし上の画像は、2枚のポリゴンで1つのモデルパーツを構成しています。変形やコピー等も可能です。特殊な操作を行わない限り、通常のモデルと同様に扱うことができます。(別ページ「3Dモデル接着」と併用して、極端に大量生産すると、フリーズの原因になる。)
問題は、この2ポリゴンの板の作成方法。
画像 | 作業手順 |
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三角錐を呼び出し、点を1個消す。 |
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三角錐が丸ごと消えてしまう。 |
三角錐の頂点を1個削除すると、2枚のポリゴンで作られた三角形の板が作れそうなものですが、実際にこの作業を行うとモデルパーツ全体が消えてしまいます。ここでは、1モデルパーツを2ポリゴンで作る方法を解説します。
画像 | 作業手順 |
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『きほんモデル』から『さんかくすい』を呼び出す。 |
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『せん』を1本選んで。 |
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『はずす』。 |
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『てん』を2個選択して。 |
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『つないできる』。 |
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『せん』を1本選んで。 |
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『きる』で『2ぶんかつ』。頂点が1個増加し、同時に2ポリゴン増えて、全体で6ポリゴン。 |
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『てん』を2個選んで。 |
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『つないできる』。 |
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ここで現状確認。全体で頂点数は5。ポリゴン数は6。画像で紫色に選択されている面に注目してください。緑色の2本の線は、2個の頂点の間に、それぞれ2本の線が存在しています。画像で見える側の線と、見えない裏側の線です。 |
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次に、先の紫の面を構成する、線が重複していない線を選択。 |
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線を『はずす』。モデルが頂点で繋がった形になります。見た目は4ポリゴンですが、実際には6ポリゴンです。 |
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上の頂点を選択。 |
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消す。2ポリゴンの板の完成。 重複した線が残っているのがポイント。重複した線を外すと、モデルが消えてしまいます。 |
こちらは上記の方法で作られる板とは別物です。
画像 | 作業手順 |
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三角錐を、2個呼び出す。 |
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それぞれの三角錐の頂点を1個ずつ選択して、同時に消す。 |
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2ポリゴンの板が1枚のみ残る。 |
線を重複させて作る板とは異なり、こちらは非常に不安定です。加工変形が不可能なのはもちろんのこと、存在を維持することすら困難。この板は、儚さを鑑賞するために存在します。